自費診療の歯医者さん

予約当日

相変わらず、波がありつつも激しいズキズキという痛みとともに

人生で始めての自費診療の歯医者さんへ到着

 

レントゲン写真を撮って頂き、いつから痛くてといった症状をお医者さんへ説明

神経は抜かないで欲しいという気持ちも伝える

 

が……

「それだけ痛みが出てるなら、歯髄炎でしょう。神経は抜かないといけないと思います、削ってみて、もしかして残せる可能性があれば残しますが、ほぼ無理かと」

との事…

〝もしかしたら残せますか?〝

〝残せる可能性って何%ですか?〝

とわずかな可能性に食い下がってもみるも、

「残せるならもちろん残したいんですけど、でも…ほぼもう難しいと思います、ただ神経を抜いてもマイクロスコープを使ってきっちりと精密根幹治療をすることで、歯を長持ちさせることはできます」

との事

 

精密根幹治療について、

保険診療の根幹治療では1人の患者さんにかけれる時間がしれている(丁寧に処置しようと思っても限界がある)

・自費診療では費用は高いが時間を1回あたり1〜2時間かけしっかり1人に対して時間を使える

保険診療では使える材料が限られるが自費診療ではその縛りがないので本当に適した歯に良い素材を使える

・当院では目視ではなく顕微鏡でしっかり歯の中を見て治療できる

といった内容の説明をして頂いた

 

神経を抜くことになる悲しみを一旦横に置き、〝すみません、自費診療の歯医者さんにはじめて来たので料金がどれくらいかかるのかも分かっていなくて、神経抜いて根幹治療をこちらで受けたら費用ってどれくらいかかるんですか?〝

とお尋ねした

 

私の予想としては

30万円くらいはかかるんだろうな、でも保険診療で治療するよりその方が歯にいいって事なら頑張ってここで治療してもらおうかな、と思っていたところ、

 

料金表を見せて下さり、

「まずCT撮影が33000円、銀歯を外して中の状態を確認するのに11000円、銀歯の下のセメントや虫歯除去が22000円、隔壁作成が33000円、根幹治療が177000円、CRコアが55000円、etc…一番最後に被せ物どの材料の被せ物にするかで値段がこのように変わりますが、なのでトータルではだいたい60万円くらいと思って頂ければ」

 

 

60万…

歯1本治療に60万…

せめて、せめて神経残せるならこの際60万でも頑張って払おうって思えるかもしれないけど、神経残せないのに60万…

 

〝庶民なので、治療受けたいですが、それだけ払っていいかどうか一度家族とも相談してきます〝

と伝えると、「もちろんです、ご家族の方ともよく相談してみて下さい」とお返事頂く

 

歯医者さん「痛み止めは持ってますか?」

私〝市販のEVEとかは持ってます〝

歯医者さん「そうですか、そしたら今日は初診料だけ頂きますね」

と、

 

初診料の1万円を支払い、家族に見せるようにと頂いた料金表を手に帰路に

 

歯医者さんに行ったものの…

まずは状態を見てもらうのにも(銀歯を外すのにも)料金が発生してきてしまうので、何も進めてもらうことができず、痛いけど、痛みも状態も今日歯医者に来る前と何も変わらず…

そんな切ない事って…ある?

だいたい痛み止め飲んでもほぼ効かないし、早くどうするか考えないとと考えながら、神経を抜く歯がまた1本増えるという落ち込みにも打ちひしがれながら自宅到着